ふれた唇が、心まで溶かしてくる――冷たいはずのその指先が、私の体温を変えていく

「え、嘘でしょ…!? 大嫌いな冷徹上司が、ベッドの中じゃ甘すぎる猛獣だったなんて!!」

彼氏いない歴5年。32歳、渡瀬由衣。
恋よりもキャリア、合コンよりも残業。そうやって築いてきた彼女の安定した“仕事人間ライフ”は、ある夜、バッキバキに崩壊する。
理由? 職場で一番嫌いな存在——あの、冷徹で堅物でムカつくメガネ男・矢上課長が、突然の告白と共にキスをしてきたから。

しかも、そのキスは優しくなんてなかった。
強引で、容赦なくて、でもどうしようもなく甘かった。
そう、ベッドの中での彼はまったくの別人。
冷たい瞳の裏に、雄の本能丸出しの執着と溺愛を隠していたなんて、誰が信じられる!?

蜜柑子先生が描くこの『冷徹メガネの溺愛キス~上司は私の体温を2℃上げる~』は、**大人の恋愛における“理性と欲望の攻防戦”**を極上のエロティシズムで描ききった、圧倒的体温上昇系オフィスラブストーリー。

まず矢上がね、もう反則級にズルい。
日中はピシッとスーツ、理論的、淡々、冷たい。
なのに、ひとたび距離が近づいたら……
「俺の前では、もっと素直に感じろよ」
って、ちょっと待って!そんな声低くて言い方えっちすぎでしょ!?!?

しかも彼の手際の良さ、リードの巧さ、まさかの言葉責め、
「社会人経験=恋愛スキル」という新理論を証明してる男じゃない?って思うレベル。
ヒロインの由衣も、最初は戸惑いまくるけど、ちゃんと自分の気持ちに向き合っていく姿勢がリアルで共感できる。
単なるエロでは終わらせない、“心の解凍”の過程が丁寧に描かれているのも本作の大きな魅力。

そして、何よりズルいのは、
矢上の「冷徹さ」が徐々に「不器用な独占欲」に変わっていくところ。
由衣にしか見せない顔が増えていくたびに、読者の心拍数まで一緒に跳ね上がる。
「えっ、矢上課長、私にもキスしてください……」
って心の中で何度叫んだことか。

エロとロマンスの絶妙なバランス、
社会人ならではの心理的距離、
そして、“触れられることで愛されていく”感覚の描写のリアルさ。

この作品は、まさに“体温が上がる”恋を描いた傑作だ。
冬の朝でも冷房の効いたオフィスでも、ページをめくればきっと熱くなる。
あなたも、職場での一見“冷たい男”に、内側から火をつけられる体験、してみませんか?

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